11月1日から、肺炎球菌ワクチンがそれまでの7価ワクチン(PCV7)から13価ワクチン(PCV13)へと変更になります。
肺炎球菌は約90種類の血清型に分類され、その1/4程度が人に感染するといわれています。
肺炎球菌ワクチンが日本に導入された平成19年ごろでは、PCV7に含まれている血清型は肺炎球菌感染症全体の約8割を占めていましたが、ワクチンが広く接種されるようになると、その割合が減ってしまいました。(肺炎球菌感染症そのものは、ワクチン開始前の1/4程度まで減少をしています。)
肺炎球菌ワクチンを日本より早く導入していたヨーロッパやアメリカなどでは、数年前にすでにこの現象が顕著となり、すでにPCV13ワクチン等の接種が行われています。いままで、PCV7でワクチン接種を行われていた方であっても、1回以上PCV13の接種を受ければ、全ての抗体価の上昇が認められ、感染予防効果は十分にあるとされます。
また肺炎球菌ワクチンを1期追加まで終了してしまった方でも、任意でPCV13の接種を受けることが可能です。
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