B型肝炎の予防接種

 

B型肝炎ウイルスの予防接種について

  • B型肝炎ウイルスは、主に血液で感染を起こすウイルスとして知られていました。

    感染経路は、母親がB型肝炎に罹患していた場合の出生時感染(母子感染)、輸血や注射器の使い回し(現在、訴訟となっているのは集団予防接種で複数の方に同じ針で予防接種をしたためとされています)、性行為などとされていました。

    しかし、平成16年に報告された佐賀県の保育園でのB型肝炎集団感染など、血液などを介さない感染もあることがわかってきています。

    感染経路はきちんとわかっていませんが、唾液や汗を介しての感染が疑われています。

    B型肝炎ウイルスに罹患した場合、多くは無症状で経過をしますが、一部は急性肝炎を起こし、
    まれに劇症肝炎化することがあります。

    乳幼児(3歳以下)がB型肝炎に感染した場合、かなりの割合(90%ともいわれます)で急性肝炎の発症を経ずに、キャリア化(肝障害を起こさずにウイルスが肝内に残存する状態)するとも言われています。
    無症候性キャリアの患者さんの多くはそのままで経過をしますが、約10%の人は慢性肝炎(肝障害を起こします)を発症するといわれます。慢性肝炎になると、その後は、肝硬変や肝がんを発症するリスクが高くなります。

    日本では今まで、B型肝炎母子感染予防として、母親がB型肝炎キャリアの場合についてのみ、感染予防の対策(ワクチン接種)が行われてきました。

    海外では、すでに定期予防接種化されている国も数多くあります。

    このワクチンは、乳児期に接種を行った方が抗体を獲得しやすいとも言われます。
    (95%以上で抗体を獲得するとも言われます)

    B型肝炎はワクチンでその発症を抑えることが可能な疾患の一つです。
    ワクチン接種での予防をお勧めします。

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