西巣鴨こどもクリニック

板橋駅、西巣鴨駅より徒歩五分の小児科。西巣鴨こどもクリニック

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アレルギー疾患での環境整備

アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギー疾患は、ダニや埃などの吸入抗原(アレルゲン)によってしばしば症状の増悪を認めます。
生活環境を整え、吸入抗原を減らすことにより、症状の改善を図ることができます。症状の改善が認められ、安定した状態が持続できれば、それまで使用していた薬剤の減量にもつながるとともに生活の質の改善にもつながります。

室内環境整備のポイント!

  • 床・畳の掃除:掃除機での清掃を毎日行う。また、少なくとも3日に一回は20秒/m2の時間をかけて十分な清掃を行う。

  • 寝具類の管理:こまめにカバーやシーツを交換。週に一回は20秒/m2の時間をかけて寝具両面に直接(シーツなどを外した状態で)掃除機をかけることが望ましい。
  • 家具・ソファ:本棚や食器棚は扉の付いたものを使用(埃がたまらないようにする)。ソファは、合成皮革などを検討(布製は避ける)し、こまめに掃除をする。

  • カーテン:選択しやすい素材にする。また、ブラインドなども考慮する。

  • ぬいぐるみ等:情緒面から必要最低限にとどめる。できれば、防ダニぬいぐるみなどを利用する。

  • 鉢植え:観葉植物などはカビや真菌(胞子)が発生することがあるため、室内にはおかない。

  • 洗濯物:室内に干さない。

  • 暖房器具:石油やガスなどを使用するタイプは、室外換気型が望ましい。

  • ペット:原則として室内で飼育しない。動物の毛やフケだけでなく唾液や尿などもアレルゲンとなり得る。また、水槽での魚などの飼育も、カビや真菌等の発生が容易に想像されるため室内で行うべきでない。

  • タバコ:家族が少なくとも室内で喫煙しない(受動喫煙を避ける)。禁煙を勧める。

ご不明な点は、医師とご相談ください。

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